お気に入りの部下に対してはわかりやすく良い扱いをし、嫌いな部下に対しては嫌な扱いをする。そういう子供っぽい上司が世の中には存在しています。
なぜこのような心理に陥るのでしょうか?
この記事ではえこひいきの原因と問題点についてまとめます。
なぜえこひいきするのか?
上司がえこひいきしてしまうのは以下の理由が考えられます。
- あなたのことが嫌い
- あなたに嫉妬している
- 気が合う部下と楽しく過ごすことばかり考えている
- 異性にアピールしている
そしてこれら全てに共通するのが「学生気分を抜け出せていない」ということです。
あなたのことが嫌い
学生の頃、嫌いだったり弱い人をいじめたりハブる人がいたと思います。
通常大人になるにつれそういった行為は良くないことだと学び、また仕事では「成果を出すこと」が重視されるため、馬が合わない人間ともどうにか上手くやっていく方法を模索したりするものですが、そういった成長機会がなく大人になっても学生気分が抜けない人は、個人的な感情で平気で他人を傷つけたりしてしまいます。
そういう人間が上司になると、ちょっと気に入らない部下がいるとすぐそれを態度に出して悪い扱いをし始めます。それが相対的に他の部下との差になって、あたかも「えこひいき」のように見えるわけですが、結局のところ上司が「子供」であることが原因です。
あなたに嫉妬している
自分よりも能力のある人を見ると、自尊心が傷つけられたように感じられ、攻撃したり「あんなの大したことない」みたいな扱いをし始める子供は多いです。それは子供だから仕方ないのですが、大人になっても相変わらずそういう癖が抜けない残念な人もいます。
そういうタイプが上司になると、あなたが特に悪いことをしていないにも関わらず、ある部分で上司より優れているだけで攻撃の対象になることがあります。他の部下との扱いに差が生じ、相対的にえこひいきのように見えます。
男上司の場合は能力値や学歴でこの嫉妬が発生することが多く、女上司の場合は「自分より若い」「見た目が良い」などといった理由だけで攻撃されることがあります。
気が合う部下と楽しく過ごすことばかり考えている
学生気分から抜け出せていないタイプの上司には「攻撃タイプ」ではなく、「お花畑タイプ」も存在します。
気が合う人と楽しく過ごす目的で会社に来ている上司はこの「お花畑タイプ」で、ぶっちゃけ会社や仕事効率のことよりも、自分が楽しむことしか考えていません。
本来上司の役割は部下を育てることですが、このタイプは自分の気に入った部下以外あまり眼中にありません。いじめているとかではなく、あなたを「どうでもいい存在」「扱いに困る人」のように思っています。
そういった態度が「えこひいき」として現れ、部下の出世にも影響していくわけですが、本人は一切悪気がないので一番タチの悪いパターンかもしれません。
異性にアピールしている
中年上司に多い恋愛感情を職場に持ち出しているタイプで、普通に気持ち悪いと感じることも多いでしょう。えこひいきされる人も可哀想です。
おじさん上司で「男女」で明確に扱いが出る場合も、このパターンであることが多いです。恋愛感情とまでは言えませんが、女性に甘い中年上司は必ずワンチャン狙っています。
おばさん上司の場合は「若いイケメン」にえこひいきすることが多く、ある程度若い女性なら誰にでも優しいおじさん上司と違い、おばさんの場合イケメンじゃないと男でも扱いが悪くなるのでより最悪です。
えこひいきの問題点
こういったえこひいきがあると、社員のモチベーションやパフォーマンスが落ちます。真っ当な評価がされていないと感じ、やる気がなくなっていきます。上司と部下だけの問題だけにとどまらず、会社全体の利益損失になるので早めに防ぎたいところです。
とはいえ、えこひいきはパワハラと違い問題になりづらいです。シンプルに社員同士の優劣により評価に差が出ている場合と見分けがつきづらいので問題にしづらい上に、被害妄想と切り捨てられる可能性もあります。
非常に対処しづらいのが、えこひいきの一番厄介な点です。
えこひいきをする人間が幼稚
とはいえ、えこひいきする人間に問題があることは言うまでもありません。
結局のところ、彼らの精神構造は幼いのです。
しかし今の社会ではそういった精神の幼さを問題視するどころか、むしろ「コミュニケーション能力が高い」などと評価してしまう風潮があります。学生時代いじめをしていた人間が社会で成功し、自分が強者側にいることを誇らしげに武勇伝として語るシーンは珍しくもないでしょう。
残念ながらえこひいきをする上司の下で働いても、中々評価されません。上司が変わるまでひたすら耐えるか、異動届をだすか。あるいは転職をオススメします。
もし日頃の恨みがあるなら、ぜひ当サイト「上司デスノート」に書いてみてください。きっとスッキリします。
ありがとうございました。
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