ブラック企業と言えば、長時間労働やパワハラが横行する違法企業を指しますが、そういった特徴がなくても安心はできません。あなたが会社に「言語化できない働きづらさ」を感じている場合、それは「ゆるブラック企業」である可能性が高いです。
この記事ではゆるブラック企業の特徴と対策について解説します。
ゆるブラック企業とは
ゆるブラック企業とは違法性の高い労働環境や露骨なハラスメントがあるわけではないものの、成長できずやりがいのない会社のことを指します。
では具体的にどのような特徴があるとゆるブラック企業にあたるのでしょうか?
暇な時間が多い
一見楽な現場に見えますが、ゆるブラック企業の特徴です。こういった現場に入ると、成長もスキルアップもできず時間を食い潰されます。
その分給料が良いか、あるいは会社全体が暇でもOKのような風潮であれば悪くはありませんが、最悪なのは「暇な時間が多いのに暇を容認しない」タイプの企業です。
この場合、暇にも関わらず仕事するふりをしたり、いつ監視されるかわからない中神経を張り巡らせながら8時間を過ごすことになります。
いっそ暇な時はいくらでもwebサーフィンしててOKなら天国ですが、そうでない場合は一気に地獄と化します。悪いことは言わないから転職してスキルアップしましょう。
つまらない仕事
暇に次ぐゆるブラック企業の特徴です。これも成長できず、ストレスの多い生活を送ることになる可能性大です。
延々と資料チェックをさせられたり、使いづらいフォーマットへのデータ記入など、そういったやりがいのない業務が続くようなら早めに転職することをおすすめします。
ゆるブラック企業の特徴として、こういった問題に対して改善の意欲がなかったり、改善点がズレていたりします。社員の立場でそれを指摘しても聞く耳を持たれないことが多いので、諦めた方が良いです。
給料が良ければ続けるのも1つの道ですが、数年後に全く成長してない自分を見て絶望したくないなら、もっとやりがいのある環境に行きましょう。
社員・部下に対するリスペクトがない
仕事にストレスがなくても、これがあるとじわじわ精神をやられていきます。人を信頼していないような言動があったり、一度の失敗をしつこく擦ってきたり。そういった態度はゆるいパワハラとも言えます。
また新入社員が注意してほしいのが上司や管理職・社長などからの「若者扱い」「無知扱い」です。「もっと上の立場になればわかると思うけど」みたいな余計な一言のことです。
実際若く無知だったとしても、わざわざ言う必要はありませんよね?
上司に向かって「あなたの世代だと知らないかもしれないけど」みたいな言葉を付け加えたら激怒するでしょう。自分がやられて嫌なことは人にやらない。これは常識です。
セクハラやパワハラなどあらゆるハラスメントはこの「個人に対するリスペクトの欠如」から始まっています。地味なストレスになるので、早めに転職の準備をしましょう。
社員のやる気に頼る
ゆるブラックというかシンプルに未来のない企業の特徴ですが、業務効率の悪さや品質の低さを「社員のせい」にする企業も要注意です。企業としての改善点を認識しているだけ、通常のゆるブラック企業よりはマシですが、「もっとプロ意識を持って」「優秀な社員が欲しい」「自発的な行動を」などと言い出したら終わりです。
そういうプロ意識を持った人間は、そんな簡単に来ません。高望みというやつです。
そもそもこういうやる気に頼った経営は社長にカリスマ性があったり、仕事にやりがいがあればこそです。
本来なら社長が率先して業務効率の改善にメスをいれるべきところが、大した魅力もなしに「社員の努力」に頼っているようでは一生改善しないでしょう。そうして一生「業務改善提案」のようなものを作成しては徒労に終わり、成長できずゆるやかに沈んでいきます。
ゆるブラックだと思ったら転職の準備を
以上。ゆるブラック企業の特徴でした。
ブラック企業と違い、即座に退職する必要はありませんが、早めの転職をおすすめします。空いた時間でしっかりスキルアップを計りましょう。
ゆるブラック企業はポジティブな面を描かれることもありますが、実態は社員にストレスを与え続けるれっきとしたクソ企業です。「給料は低いけど和気藹々としていて快適なゆるブラック企業」なんてほとんど存在しません。
さっさと転職して、クソ企業には潰れてもらいましょう。
ありがとうございました。
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